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やるぞ、姫乃……
(うん……)
俺と姫乃は心の中で会話をする。
気のせいではなく、それははっきりとしていた。
俺と姫乃は絶妙なコンビネーションでファントムを攻撃する。
俺達は、繋がっているんだな……
そして、姫乃の歌と鋭い攻撃により、ファントムは浄化していった。
俺も役に立ったよな?
まあ、今はそんな事より、と……
後ろを振り向いた俺は一瞬戸惑ってしまった。
さっきの娘しかいない?
ファントムはどこに行った?
まさか……
「こっちも今終わったところだよ♪」
この娘が一人でやったのか?
信じられ……
と、思ったが、彼女が持っている大鎌から血が落ちているのを見て、俺は寒気がした。
そんな俺をよそに
「やっほ~♪久しぶりだねぇ~リオ♪それと、初めまして、リオのパートナーさん♪真夜くんって言ったかな?」
「あ……あぁ……初めまして」
「久しぶり」
姫乃はいつものように淡々と答えた。
「ボクの名前は奏(かなで)ミコト♪よろしくね♪」
「……よ、よろしく」
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