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「あんたも天使なのか?」
俺は当然の疑問をぶつけた。
「そぅだよ♪まぁリオとは友達ってところかなぁ」
「そうなのか。ところでどうして俺の名前知ってたんだ?」
「それはこのこっちで言うこの携帯で!だよ♪ファントムだけじゃなく天使の状況もわかるすぐれモノなんだよ♪それに、同じ担当範囲にいる天使の情報を知っておくのは常識だよ。その方が作戦も立てやすいからね。ボクはさっきたまたま来ただけだけど♪」
「かなり便利なんだな」
ここで奏ミコトの姿を改めて見てみる。
背は姫乃より少し高いくらい。
髪はそこそこの長髪で、右側だけをくくっている。 スタイルはスラットして、胸もそこそこだ。
そして………… 髪の色が黄緑色をしている。
おいおい、天使ってのはどうしてこんな髪の色をしてるんだ?
まあ、染めたって事にすれば今の世界じゃあばれないとは思うが……
そんな事を考えていると
「じゃあボクはもういくね!ちゃんとお互いを考えて戦わないとダメだよ!じゃあねぇ~~」
そう言って、奏は闇の中に消えていった。
驚いた事に、彼女は自分が戦いながらも俺たちの戦いを見ていた事を言った。
彼女はかなりの実力者みたいだ。
しかたないので俺は姫乃に
「俺達も帰るか」
と言い。姫乃は何も言わずに俺を見上げると
……コクン
と、うなずいた。
「よし、んじゃ帰るか」
俺は歩き始める。
姫乃も俺の後ろをついてくる。
そういやぁ学校に自転車を置きっぱなしだったな。という事を思い出し、俺は姫乃に別れを告げると学校に向かって歩きだした…………
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