第5話 苦手な場所…

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俺がこの職場に来てからなぜか人の気配や視線をよく感じています。 それは、ミエナイヒトのなのです。 この職場に入りたての3年前の話です… 俺は、ウェイターをやることが初めてで毎日が悪戦苦闘の連続でした… そんな俺がどうしても好きになれない場所がありました。 それはある宴会場の脇の通路と言うか、テーブルや椅子を置いている場所の突き当たりです… そこは電気がついているときはまだいいのですが… 電気を消すと違う場所のような雰囲気になるのです! 鍵を閉めに行くときも確実に自分から進んで行かない位にイヤでした… そんなある日… その場所まで使う宴会がありました。 その前夜、準備の段階から嫌な感じがあったのですが、仕事なので我慢して進めていました… 俺がその通路を通ったときに… 俺「あっ!ここ電球が切れてますね」 先輩社員「本当だな。じゃあ、お前変えとけな!」 俺「はい」 と会話交わした次の瞬間… サイドの電球も同時に2つ切れたのです!! 先輩「ここもよろしくな」 俺「はい…」 少し気にはなりましたが偶然だと思っていました… とりあえずは仕事を終わらしてから電球は変えることにしました… 仕事は順調に進み… 後は、電球を変えたら終わりでした。 電球が切れてたのは三ヶ所分の電球を持って向かいました… その時、先輩は鍵締めの為一人で電球を交換しないといけませんでした。
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