第14章 密室での声 2

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俺がこの職場に来てからなぜか人の気配や視線をよく感じています。 今回は、ちょっと不思議な話です… 10階のステーション(備品や休憩する場所なのですか…)うちの店に上がるには社員は必ず通ります。 その日は、たまたま夕方にその場所を通ると… 「…そこじゃないよ」 気にせず進んでいくと… 通路の蛍光灯が切れかかっていました… 管理課に連絡するために内線へ向かいました… 受話器に手をかけた瞬間… バチ 静電気みたいな小さな痛み?が起きました… プラスチックなのにですよ😓 この日は完全に無視して管理課に電話しましたが… 管理者と話している間も… 「変えなくていいよ…」 「おい!」 「聞こえてるんだろ」 心なしか声が大きく聞こえてきました… 話も終わり上がろうとした時… 電話を切って歩き出そうとした瞬間… ドサドサ… 何か物が落ちる音がしました… 周りを見渡しても何も落ちていませんでした… しかし、気を抜いた瞬間… ドス! 頭にシーツの塊が落ちて来ました… しばらく何が起きたか分からなく倒れていると… 「無視するからだよ…」 と、耳元で囁いていきました… その日はその後には声は聞こえていません…
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