第15章 新たな常連客

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俺がこの職場に来てからなぜか人の気配や視線をよく感じています。 今回は、新たな常連客?のお話です。 時期はヤッパリ梅雨時の事です。 いつもの用に閉店のためカウンターを掃除していると… ペタッ… ペタッ… ペタッ… 後ろの方で足音が… でも、残っているのは俺だけなのでいつものようにミエナイヒトだと思い気にしないようにしました。 しばらく放っておけば落ち着くはずなのに… その日は違いました。 ペタッ… ペタッ… ペタッ… ペタッ… 足音が近くなってきました。 何故か怖さより好奇心が湧いてしまい俺も近づいてみました… すると… ペタッ ペタッ ペタッ 逆に逃げられてしましたした… ここまで長く聞こえるのは初めてです。 興味が強くなり近づきはせず観察?する事にしました。 しばらく音が止み… … … … … 『アレ?もう終わり?』 とか思った瞬間!! ペタペタペタ… 物凄い足音で走り回っていました… 怖くなり早くこの場から立ち去ろうと帰り仕度をしてると… ペタピチャッ ペタピチャッ ペタピチャッ ペタピチャッ ペタピチャッ ペタピチャッ ペタピチャッ 足音と一緒に水溜まりを踏むような音がまじりだしました… 余計に怖くなり確認せず電気を消し店を出ようとした時!! 『マダダヨ…』 真後ろから声が… びっくりして振り返るも誰もおらず… でも、あの時は、心臓バクバクでした… あの声は子供?ポイような気がしました… ソレを聞いて考えると足音が小さな足で歩いたり走ったりしたような音だったかも… 今のところはあれ以来聞こえはしません… ヤッパリ好奇心はほどほどにですね!
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