第3話 常連様 3人目

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俺がこの職場に来てからなぜか人の気配や視線をよく感じています。 それは、ミエナイヒトのなのです。 ある暑い夏の閉店後に感じた事です… その日はいつもよりかなり多くのお客様がいらしてくださいました😁 従業員「先にあがりましょうね。お疲れ様でした」 俺「お疲れ様でした」 と、挨拶を交わし一人でフロアー掃除をしていました。 掃除をするためワイシャツの袖をまくり始めようとした時です。 入り口のドアがガチャっと押されたような音がしました。 まだお客様が来たのかと思い表を見に行きました… が、そこには誰もおらずエレベーターは一階で止まっていました。 階段にも人影はなく風だと思い掃除を開始しました。 掃除を終わった時点で勤務時間終了の一時半でした… 「レジ締めで終わりだぁ~」 と、思いレジ締めをするためにカウンターの中へ入った時でした!! 入り口の方から何か見られてる気がしました… やはりそこには誰もいません… 「気のせいか…」 そのまま、レジ締めを始めました。 しかし、その日の売上が何度やっても合いません! 「早く帰って眠りたいのに~」 とか、独り言を言っていると… また、あの感じが… いや、さっきとは見られてる感じが違う? さっきのは、冷たく見られてる感じでしたが… 今回はジッと見られてると言う感じでした。 振り返って見ることができずその場を離れました。 しばらくして、入り口を確認してまた、売上確認を開始しました。 その時、夜中の2時半を過ぎていました💦 しばらく確認しても売上が合いません。 合わない事にイライラし始めていは俺は外の空気を吸いに外に出ました。 しばらく月を眺めてから開始! 3時回ってるのを確認した時でした。 小さな音でしたが… ガチャガチャ… ドアに触れなければ鳴らないはずです… 表には人影はありません。 空調もオフの為、風も起きる事はありません。 俺はビビってしまいここで締めをやめて人のいるフロントで締める事を決意してまとめていると… 音が大きくなっているのに気が付き急いでフロントへ行きました。 フロントでの締めは不思議な事に何度やっても合わなかった売上がスラスラと合って行きました。 無事その日は終わりましたが… 今でもたまに視線を感じています…
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