第4話 係長…

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~続き~ 葬儀の日の夜… 俺はお見舞いにも葬儀にも行けなかった事が本当に心残りでした。 せめて、N係長が仕事上がりに来店されていつも座る席に好きなビールを置くことにしました。 それを初七日の前日まで続けました。 その日の夜は従業員が集まりました。 その日はN係長が好きなイーグルスをかけることにしました。 みんなが黙って聞いていました… しばらくしてフッとその席を窓の反射で見ると… ホテルの制服を来ている人が立って居ました。 俺「あっ、みんなに挨拶に来たんだ」 俺はお見舞いにも葬儀にも行けなかった事を謝りました… 来ているとかは関係なくみんなが黙ってその席に視線が集まって居ました。 イーグルスの曲が終わった時またフッと窓から目に入ったものは光に向かってN係長が歩いている後ろ姿でした… これは、一瞬ではっきりとは言えませんが… でも、そんな感じがしました… 皆さんはどう思いますか?
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