羨望

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羨望

入学式の翌日。 ユイは楽しそうに歩いていた。 ユイは小、中と大咲家おかかえ運転手の送り迎えで通学していた。 ユイは親に高校からは自力での通学を希望した。 有名大学の附属高校とはいえ、交通機関を利用するなど徒歩で通う生徒が多数だった。 しぶしぶだったものの両親は承諾し、ユイの念願は叶い初めての徒歩通学に心が弾んだ。 初めて乗る電車。 初めて歩く道。 ユイには全てがキラキラと目新しかった。
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