第1話 ガーデニング

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「ねー、どぅ?美味しい?」 「あぁサッパリして美味いな!この梅酒のゼリーは。」 「んふふふ!いい子ね。」 チュッ。 「やらしいな君は、まだしたりないのかぃ?」 「あん。別にィ。あぁん。」 「くす。溢れてるぜ!」 「んんん~あ。」 「ほらほら。」 あん! あたしは生まれ付き身体が弱かった。入退院を繰り返し、自宅に独りぼっち。 両親はすでになく、過保護な祖母がいるだけ。その祖母も海外に買い付けに行っている。 お手伝いさんもいるし、遺産もある。欲しがる物はなんでも手に入った。 いつのまにか21歳になりかけていた。
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