第1話 ガーデニング

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20歳になった翌日。 「それぢゃ行ってくるわね。」 「はい。お婆様。」 「今度も2ヶ月くらいだからね。お土産は何がいいかしら?」 「お婆様の見立てでいいわ。」 「はぃはぃ。それぢゃ行ってくるわね。外は危ないから出ちゃダメよ!」 「わかってるわ。いつ発作が出るかわからないですもの。」 お土産なんか別にいらない。なんでもあるもの。 あたしは刺激が欲しかったのかもしれない。 そんなときに舞い込んだ1人の若い庭師の青年。 「ちわー!こちらのお婆さんに頼まれて、庭をいぢりにきましたぁー!誰かいませんかぁー!」 「はい。話は聞いてるわ。」 「あ、どーも。」 あたしは男を知らない。でも情報だけはあった。 んふふふふ。 男がそーゆー誘いを断れないことも、 情報で知っていた。 あたしは処女を失い、快楽を手に入れた。
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