第1話 ガーデニング

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「んん、この前まで処女だったなんて信じられないな。」 「そんなのどーでもいいわよ。んふふふ。ねー、もっとちょうだい。あなたの。」 あたしは酔っていたのかもしれないわね。 「ふぅ。契約もあと2週間っすね。」 「ねー。敬語はやめてって言ったでしょ!」 「そーだったな。あははは。」 「うちの専属になってよ。」 「そーだね。それもいいかもね。」 「ねーそうしましょうよ!んふふふ。だからもー1回!」 あたしは愛なんて知らなかった。 この関係が長く続くわけないと男の態度でわかってたし、 あたしは不自由ないこの生活を捨てる気なんてさらさらない。
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