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‐4月9日(金曜)
夜とは違い静かな歌舞伎町の朝‐
歌舞伎町2丁目にある7階建て
煉瓦造りのマンション
オートロック、管理人室はない。
1階が駐車場、3階から各部屋があるけど…
まだ住人はいない。
このマンションは2階に住む、
麻上 里美が所有している。
‐里美の部屋‐
ドアを開けると12畳はある
事務所になっている。
テーブルを挟むように
ソファーが2つ
社長机と社長椅子
後ろには窓
>>夏貴「おい、起きろ!」
>>芹香「……ん?」
ソファーで寝ていた
芹香は目を覚ます。
>>芹香
「ここは?はっ!え、生きてる。
あれ?このジーンズ?」
>>夏貴
「麻上里美の部屋だ。失禁して気絶してたから、ドンキホーテで買った新品の下着だよ。ジーンズは里美のだ」
>>芹香「……あ、ああ……」
顔、真っ赤になる。上は昨日の茶色い
ジャケットのまま。
夏貴も昨日と同じ服。
‐入口のドアを背に右側のドアが開き、
玲撫が入って来た。
パジャマ代わりか、黄色いTシャツに緑の短パンである
>>玲撫「あら、おはよう。寝起きにプーアル茶はいかが?」
テーブルの上にプーアル茶を5人分置いた。
‐左側のドアからバスローブ姿の杏美が入って来た。
>>杏美「おはよう」
「あら、失禁女が起きてる」
にんまり笑い芹香に近寄る。
>>芹香
「あんたのセイだろ!」
顔真っ赤。
>>杏美「悪いと思って、下着を着替えさせたのに…濡れたままが良かった?」
「右足の付け根にホクロ。クスッ」
>>芹香
「え!ホクロなんかない!」
>>夏貴
(杏美はすぐカラカウよな…昔からドSだから)
‐左側のドアからバスローブ姿の里美が入って来た。
>>里美
「おはよう。朝から賑やかだな」
>>玲撫
「おはよう。寝起きにプーアル茶飲む?」
>>里美「ありがとう」
ソファーに夏貴と芹香
向かい合わせに玲撫
社長椅子に里美
社長机に腰掛ける杏美は
下着付けてない。
>>芹香「朝からシャワーかよ。
下着ぐらい付けろよ!」
>>杏美
「クス、気になる?昨夜は大変だったのよ。小さなベッドに女4人で……クス」
「ごめんね。誘わなくて、クスクス」
>>芹香「い!?…レズ !!」
>>夏貴「かまうな、無視しろ」
‐里美はパソコンで朝のワイドショーを見てる‐
昨夜の狙撃跡…ニュースになっていた。
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