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‐秋葉原を歩き、夕方になった‐
>>薫「へぇ、2人共、女きょうだいが?」
>>里美「うん、まぁね」
>>杏美「ねぇ、あれ何?リンチ?」
‐細い路地裏を見てる‐
>>薫
「あれはオタク狩りです。お金貯めて、大金持って秋葉原に来てるオタクを狙うんです」
>>里美
「もう夕方だから、買い物して、大金使った後じゃないのか?」
>>杏美
「退屈しのぎに運動しない?」
>>里美
「パス。疲れてるから」
>>杏美
「じゃあ、薫、行くわよ」
>>薫「え!あ、はい」
‐通りで待つ里美と玲撫
>>里美「いつまで日本に?」
>>玲撫
「調べたい事がわかったら帰るわ」
>>里美
「……そうか」
「日本初めてだろ?大丈夫?明日は誕生日パーティに出席してよ。日本支部のボスに挨拶ついでにさ」
「その後、手伝うよ」
>>玲撫
「ありがとう。助かるわ」
‐路地裏、大学生ぐらいかな?オタク狩りをしていた男3人‐
>>杏美「何よ。情けないわね」
「ちょっと蹴って殴っただけでしょう?あんた達のマネしたんだけどなぁ」
>>男①
「何だよ!オタクなんてキモイだけだろ!何の役にも立たないクズじゃないかぁー」
>>細身のオタク男
「それはキミたちの価値観だろ?」
‐オタク狩りでリンチされ、割れた眼鏡を掛け直し、ヨロヨロ立ち上がる。
>>薫「おい、大丈夫か?」
>>オタク男「すみません。ありがとうございます。
《クリス in LOVE》のレイチェルみたいに強く、ランディみたいに優しい人だ」
>>薫「……アニメわかんないから…」
>>杏美「はい、慰謝料」
>>男②「俺の財布!」
‐睨む杏美
‐オタク男は礼を言って、駅の方へヨロヨロ歩いて行った‐
>>男③「こんな事して済むと思うなよ」
>>杏美「何?怯えてるの?」
‐無表情の杏美‐
>>薫「さっきまでの、杏美さんじゃない。恐い」
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