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車の通りが少ない大通り
風もあまり強くない
>>女①
「さぁ、どう動くかしら?
二手に別れるわね」
>>女②
「こっちの場所、
まだバレてないと思うけど…」
>>女①
「……じゃあ撃って。兎をここに案内してよ」
>>女②「了解」
‐隠れていたビルの影から出て
大通りから右へ走る
夏貴と芹香
‐バシッ、バシッ‐
狙撃用ライフルで足元を狙う
>>芹香「ひぃぃ!!」
>>夏貴「走れ!」
2人線路下のトンネルに隠れようとしたが
‐バシッ、バシッ、バシッ
夏貴の頭上、トンネル入口の上を狙って1発
芹香の足元に2発
>>芹香「いやー!」
>>夏貴「こっちだ!」
2人は大通りを渡り、歩道の木の影に…
同時に里美が動いた。
大通りを一直線に走る。
‐バシッ、バシッ‐
里美を狙って足元へ2発。
うまく木の影に隠れた2人だが、
‐バシッ、バシッ‐
木の幹に2発
>>夏貴&芹香「ウソ!」
大通りを渡った里美は
犯人たちのビルの下にいる。
>>里美「……屋上か。身を乗り出して撃ったな」
里美の口笛
‐ピー
この合図で木に隠れた2人が走って来た。
犯人たちのビル側は撃てない。狙われないのだ。
>>女①
「2人をおとりに場所を特定か…ふふ」
>>女②
「楽しそうね。こっち上がって来るわよ」
>>女①「他の2人は任せるわ」
「里美は私の兎だから、ふふ」
>>女②「……」
‐12階建てのビル
電気は消え誰もいない
壊された非常口、防犯カメラ、
警報装置
里美、夏貴、芹香は階段を駆け上がる。
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