― 屋上の対決 ―

2/4
前へ
/122ページ
次へ
‐階段を一気に駆け上がる。 さすがに12階建ては厳しい。 >>芹香「はぁはぁ…ダメ、あたしリタイヤ」 >>夏貴「はぁ…はぁ、やっと10階まで来たのに…リタイヤか?」 >>里美「2人は待ってな。私が行く。」 ‐ゆっくり階段登る3人 >>夏貴「犯人見当ついてるの?」 >>里美「……何となく…ね」 「帰国が速いな、誰と一緒なんだろ?」 >>夏貴「え!帰国って…まさか、あの女!?」 ‐屋上‐ >>女①「風が出てきたわね」 長い髪が風になびく。 >>女②「来るよ」 >>女①「ねぇ、それ借りるわよ」 脱ぎ捨てられている春物コート、女②のモノだ。 女①はコートから何か取り出した。 ‐非常階段を登り、屋上のドアの前にたどり着いた‐ドアノブは左についている。 >>芹香「私、ここで待つ。はぁはぁ……」 >>夏貴「もう1人って?」 >>里美「考えられるのは数人いるから」 里美は愛銃:アストラA100を右手に ドアノブ側の壁に立つ。 夏貴と芹香は反対側から様子を伺う。 ‐ガチャ‐ いきなりドアノブが回り ドアが少し開いた… その瞬間、里美が屋上へ出た! 銃を構えるが誰もいない!? >>里美(罠 !!) その時、階段の屋根から女①が飛び降り、 里美の左側後方、右手にサバイバルナイフ 刃先が15センチはある。 里美の頭目がけ振り下ろす!!
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加