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俺(おぃ翔!!まぢ頼むから起きてくれょ!!!)
半泣きの俺の声にすら答えない翔.....。
俊(和樹.......?)
俺(どぅしたんだょ..。何で戻ってきた...?)
出ていったはずの俊が出口の反対から向かってきた....
俊(俺たち閉じ込められ.....た...み..たぃ)
泣きながら俊が俺の所へ来た...。
俺(お前までどうしたんだよ!!!!)
俊(.....)
俺(おぃっ!!!!)
俊(.................出口...が..ない。)
俺(そんなわけねぇだろ!!!)
俊(出口って...何もないよな?扉とかないよな....?)
俺(あるわけないだろ!!扉なんて最初っからついてねぇし!!ふざけたこと言うな!!!!!)
俊(.....だってょ..ライト..ねぇ....から..壁.....沿いに..歩..いてっ...たんだょ...。そしたら壁しか..ねぇんだょっ....!。)
俺(そんなこと.....今日晴れてたよな??)
俊(何で今聞くんだょ..。)
俺(月の光で結構明るいハズじゃん??)
俊(だから言ってんじゃんか!!!!!!!!壁しかねぇんだょっ!!)
俺.俊(.........。)
俺(おぃ俊...)
俊(......なんだょ。)
俺(もう一回出口探そうぜ.....)
俊(........。)
俺は無言になった俊を置いて出口を探し始めた......
俺の視界は真っ暗で足元さえ見えなかった...
俺ゎケータイのライトでウッすらと見える壁を伝って出口を探した。
一週回っても二週回っても出口だけじゃなく窓すらない...。
俺ゎあきらめるのが怖くて何周も風車小屋の中を1人で回っていた...。
丁度10週目くらい回った頃だった..
俺が目印にしていた気味の悪い落書きが見えた時
<サー>
という音とともに目の前の壁が真っ赤に染まったのだ....。
俺ゎ声にもならない悲鳴にもならない声を出し後退りした......。
真っ赤になったその壁ゎ色鮮やかで光沢がありまるで血が天井から流れてきたかのように鮮明だった......。
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