到着…

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  ――暁・医務室――   ……ドーン!   暁の内部に響くように爆発音が聞こえてくる…   セイ「……戦闘…始まったか?」   セイは次の戦闘に出るなってレイに言われてたので…フユミの寝ている医務室にいた…   ……ガラガラ……   セイ「……す、すっごい揺れだなぁ…。   ……やっぱり俺が戦わないと……!!」   セイは椅子から立ち上がり、医務室を出ようとした…    ……その時…   ……グッ!   セイ「……えっ?」   フユミ「…………はぁ……はぁ…はぁ……!」   フユミはセイの腕を掴んでいた…   セイ「……フユミ?…どうしたんだ?」   フユミ「……はぁ……はぁ……い……行かせま……せん……!」   セイ「………どうしてだよ!?   俺も行かなきゃ…戦わなきゃ…!」   ……ドサッ!!   セイ「…おい!フユミ!?」    フユミはベッドに倒れたが、セイの腕は掴んだままで離していない…   フユミ「………リーダーを………レイを……信じて……ください……!」   セイ「………フユミ…。」   フユミ「……そこの……モニターから……OP(オペレーション)に繋げば……戦況を…観れます……。」   セイ「………これか…?」   ……ピッ!   モニターには今の戦闘を撮していた…   セイ「………すっげー……。    ……俺ら、反逆軍が…有利だ!笑)」   フユミ「………戦ってるのは………あなただけじゃ……ない。   ……みんな……アヤや、ハルナ達……リーダーにコバルト……私……。   …みんな……戦ってる…。  ……独りで……やらないで……。   ……みんな……みんな………… …………………。」   ……スー…スー…   セイ「…………フユミ……。    ……寝ちゃった?   ……必死に伝えたかったのか?   お前も、自分の心配しろ!」   セイはフユミに布団を綺麗に掛け直し…   …医務室を出た…
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