到着…

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セイ「………あ、……アヤ……?」 アヤ「…………!!」 アヤは驚いた顔をしたまま動かなかった… アヤ「(……ど、ど、ど、ど、どうして!?)」 セイ「……アヤ?…大丈夫か?」 セイは近寄りアヤの肩を揺すった アヤ「………えっ? ……待って!!」 アヤはすぐさまセイから一歩大きく下がった 夕日は遠くにある山々にゆっくり消えていき、赤から青黒い夜になっていった 山の方であって、真上には星が綺麗に輝いていた セイ・アヤ「………あの…!」 セイ・アヤ「……あっ!!…先にどうぞ!」 見事にシンクロした2人… お互い、周りが暗くなっても顔が赤く見えそうに照れていた… アヤ「……じ、じゃぁ…私から…言わせて?」 セイ「……へっ?あ、はい!どうぞ!」 アヤ「……た、他人の話しは無しにしよ!? やっぱり、私はこれがいい…。笑)」 セイ「………あぁ。」 アヤ「………私の事…嫌いになった?」 セイ「…………嫌いじゃないよ! …逆にオレの事、嫌いになっただろ?」 アヤ「………違うから…!」 セイ「……はは…笑)」 アヤ「………ふふ…笑)」 2人は真上の星を見上げた… セイ「……いつの間に星が…!」 すっかり夜になった… 周りは星の輝き、月の輝きで明るく感じる… アヤ「……きれい…!笑)」 セイ「………アヤ……? …ほら…寒いだろ?」 セイは手を出した… アヤ「………えっ!?」 セイはうなずいた そして2人は手を繋ぎ、満天の空を見上げた… アヤ「………ねぇ? 私って昔から素直じゃないよね?」 セイ「………だね。」 アヤ「……じゃぁ…知ってた? こんな私は… 前から………セイの事…… セイ「……なぁ…!」 セイはアヤが「何か」言う前に叫ぶように言った セイ「オレさぁ…中学ん時からだったのかなぁ…。 アヤから話しかけられて、遊んで、笑って… …ケンカして、あの事件の後、お互い離れて… …離れたのに再会した…。 そして今、ここに立ってる…。 こうして2人で空を見てる。 ……わかったんだ……アヤの存在は… 中学で出会った時から 俺は…… ……好きだったんだ。」 夜空に流れ星が流れた…
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