親友…

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ーー本部・レインの部屋ーー セイとアヤはフユミが本部の医務室に移動する時に一緒に同行し、医者がしばらく安静ってことで俺たちはレインに誘われてレインの部屋に案内された セイ「……でかくないか?この部屋…。」 目の前の部屋の中は反逆軍しかも本部の基地ってイメージとは違い…まんまお金持ちの部屋で広くキラキラしていた レイン「私はもっと小さな部屋が良かったんですが… これが小さな部屋だと言っていたので…。笑)」 セイ「(……これで小さい!?)」 アヤ「………私もこんな部屋が本部に在ったなんて今知ったよ……。」 アヤもそれなりにびっくりしているようだ レイン「……今、お茶だしますね?」 レインは俺たちをテーブルに座らせ、お茶を配った ついでにボディーガード達はフユミに会う前にレインがその人たちを追い払っていた もちろんボディーガード達は焦ったように反対したがレインは「セイ達が守ってくれます」と言い、ボディーガード達を無理矢理追い払った 今、出してくれたお茶も緑茶を自分で出していた セイ「(……お嬢様でもお茶は汲めるのか…)」 レイン「今、セイは「お嬢様でもお茶汲めるのか」って思いましたよね?笑)」 セイ「へっ!?」 レイン「……私をバカにしないで下さい。 私は女の子ですよ?笑)」 レインの(笑)は少し怖かった… アヤ「……あのぉ… レイン…はフユミと姉妹なんだよね? けど、フユミの名前は「フユミ・カンダ」。 「ファイス」じゃなかったはず…。」 セイ「そうなんだ。」 レイン「………… 実は…あの子…フユミの旧姓は「カンダ」。 フユミは「ファイス」の養子なんです。」 セ・ア「「!!!!」」 レイン「フユミの元の家族はいません…。 ご両親は亡くなられました。」 アヤ「なんでなの!?」 レイン「でも、養子に来たのはフユミが1才になる前に来ました。 何故なのかは知りません。」 セイ「…………。」 レイン「あの子、昔は元気で明るくいつも笑ってる妹でした…。 養子と聞かされても明るく…今の家族は「ファイス」なんだって… 私達も昔と変わらず接していました…。」 セイ「あのフユミが!?元気で明るい子!? …想像つかないぞ…。」
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