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私は家に帰り、その手紙をフユミに渡しました…
しばらくして、フユミは家を飛び出して行きました
それからフユミは帰って来なくなりましたが…
フユミはあの場所にいると感じました
けど、あそこには…私は行けませんでした
私があそこにいけば戦わなきゃいけないのか?
私も家に居たくなかったので家を飛び出してしまい、ボーッとしたままニブルの街を出ていしました
独りでずっと歩いてました
そして、いつの間にかニブルの街から少し離れた街まで来てしまいました…
そこは鉱山があり、結構大きな街でした
私が街に入ろうとした瞬間…上空からMSの部隊が次々現れました…
明らかにローレライ軍でした
MSの部隊は街を破壊していき、人も次々殺していました
私は腰が抜けて立てなくなりました
一機のMSがこちらに気づき、近づいて来ました…。
MSのライフルをこちらに向けながら
けど、私は動けないでいました…
ただ、涙と失望がでていました…
まるでこの世の終わりを告げるように
MSがライフルを構えた瞬間
誰かが私を抱き上げていきました
その人は抱き上げながら走り続け…
その街を見渡せるような高い丘まで行きました
そこから見えるその街は火の海で…生々しく人が死んでいました
生きていた人間は逃げようとしてましたが、地上にも数名ローレライの軍服を着た兵が射殺してるのを見ていました…
気持ち悪く、嘔吐感を感じ、涙なんて出ませんでした
たくさんの人の血を見てしまいました
あのローレライ軍は何故、あんな事を?
それが頭に出て、その後にサキさんの事が浮かび上がりました…
真実の世界
世界を核兵器でクリエイターのみの世界を造ろうとする「世界の王」
今まで偽りの世界で生きていた私は…
サヤさんと出会ってなかったら…
その高い丘で私は誓いました…
サヤさんが創ろうとした、世界を救済するための軍
…「ノスタルジア」を私は受け継ぐと…
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