親友…

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レイ「それじゃ暁は今夜0時に出発する。 詳しい動きとかはお前たちのARRKに配信する。」 それぞれ専用の特別なケータイを所持していてもちろん報告や連絡、GPS機能や反逆軍のPASSなど色々な機能がある セイのは特殊でZEROはセイのじゃなきゃ動かない つまりZEROの鍵である その特別なケータイを「ARRK」と呼んでいる そして、それぞれ解散したがセイはレインに呼ばれて部屋に残った セイ「どうしたんだ?レイン。」 レイン「…………。」 セイ「??」 レインはセイに背を向けながら黙り込んでいた セイ「…………。」 セイは何かを感じ、レインが喋り出すまでそのまま待っていた セイ「…………。」 レイン「……………。」 部屋にはただ沈黙が広がっていた 急にレインは振り向いて喋りだした レイン「……セイ……私、どうしたらいいんでしょうか…?」 セイ「!!!」 レインの顔には涙が溢れていた レイン「私、こんな反逆軍の上の立場なのに……セイにここで再会して…… セイに会うまでは私はキルの事……諦めてました。」 セイ「……レイン…。」 レイン「私は……キルに会いたいです。 生きてると確信が欲しいんです! ……けど……皆さんを酷い戦いに行かせて… こんな……自分勝手な考えを持ってる私は…トップ失格ですね……。」 セイ「…………。」 レイン「………すいません……私ったら……取り乱しまして……。笑)」 ……空元気に笑った セイ「………レイン……。」 セイはレインに近づき…セイより小さなレインを抱いた レイン「……レイン……無理するな。そして、話してくれて…ありがとう。」 レイン「………セイ……。」 セイ「………そして…レインは…日本に行くんだ。」 レインはセイの腕を勢いよく振りほどき、叫ぶように答えた レイン「私がここを離れる訳には行きません!!!! ……私は……あなたにも…あなた達にも…生きていて欲しいんです…。」 セイ「………。」 レイン「……私は部屋に戻ります…。」 レインはセイの横を通ってこの部屋を出ようとした
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