人…

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セイ達がニビルに着く少し前の話 ーーブルー基地ーー 「ローレライ軍、この基地に向かって攻めてきます!」 「……数は……!! えっ!? ……か、数えきれません…!!」 「……トアリー・マリア様!!」 1人の女の子が立ち上がった トア「……私が囮になる!みなさんはここから出て、生きて下さい!!」 トアリーの声は放送で基地全体に広まっていた 「………な、何いってるんですか!? 逆です!!俺たちが囮になってトアリー様はお逃げください!!」 それから皆は声を出し始めた 「そーだそーだ!!」 「皆、囮になろう!!」 「トアリー様の為だったら何でもしてやる!!」 トア「………あなた達…。 けど……ダメ!! 局長命令です!!囮は私だけ!! 私は「マリア」の血を持つ者! 「まだ」下手にローレライ軍は「私の国」には手を出さないでしょう。 私は死にません!!なので皆は逃げて!!」 「………トアリー様……。」 トア「……お願い!私の為に…逃げて!」 ーーーーーーーーーーーー ーーグルーア艦ーー グルーア艦はローレライ軍の主力艦でありアサルト艦の守護艦でもある それが今、グルーア艦を指令に何隻かの大軍でブルー基地の手前で戦闘体勢になっている その指令、グルーア艦の艦長はリクだった。 リク「……動きがないな。」 …ピッ!! 「敵基地からの通信です! 許可しますか!?」 リク「………… (ブルー基地からの通信!? ……罠か…? ……降参…か…?) ………通信開いてください。」 ……ピン!! グルーア艦の中のスクリーンにトアリーの姿が現れた トア「通信に答えてくれてありがとうございます。 …私は、 ヨーロッパ・ゲーティア国首領「ロザ・マリア」の娘… …「トアリー・マリア」です。」
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