人…

8/25
前へ
/689ページ
次へ
ーーグルーア艦 ・リク部屋ーー ユウス「なぁ、大丈夫なのか? 外に出しちまって。」 リク「あぁ、大丈夫さ。 監視と盗聴機も優れた物を使ってる。」 ユウス「そっちちゃう! ……甘い警備だと逃げられるぞ?」 リク「なぜだ?」 ユウス「おい…「なぜ?」ってお前、気づいてんだろ!? …明らかに俺たちの中にスパイいるぜ? そいつにやられたら。」 リク「なんだ。お前も気づいてたのか?」 ユウス「はぁ!?なめんな!! 鼻はめちゃくちゃいいんだ!!」 リク「スパイ…か。 まぁ大丈夫だろ。 潜りこんだのは素人だ。 下手に動けない筈だ。」 ユウス「そっかい。」 リク「………… どっちかって言うと、お姫様より… …「アサルト」…の動きが気になる。 ライ、何か企んでる。」 ユウス「おい!…ライを疑ってんのか!?」 リク「別に疑ってないさ。 逆に信用はしてない。 ……何か嫌な予感がする。」 ユウス「…………。」 ーーーーーーーーーーーー そして、ニブル基地からセイ達が発った リク「………はい。 ……… ………分かりました。我々は帰艦します。」 ……ガチッ リクは電話を切った ユウス「ライは?」 リク「オホーツクに帰艦だ。 …それだけだ。」 ユウス「…………。」 リク「……しかも今すぐ。 なぜかは教えてくれなかった。」 ユウス「…………。」 リク「………ちょっと出てくる。」 ユウス「どこに?」 リク「お姫様の所だ。」 ユウス「お気に入りか?笑)」 リク「バカ、か? 色々と連絡は入れるって約束…も…あるしな。」 そう言い残しリクは部屋をでた ユウス「……「も」って何だよ?」 トア「……本当に来たんですね。」 リク「お姫様のご命令なので。」
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!

583人が本棚に入れています
本棚に追加