始まり…

16/21

583人が本棚に入れています
本棚に追加
/689ページ
  …バチッ、バチ… 火が飛び散る中、俺は悔やんだ…… セイ「…………チキショウ………。」      俺は泣いていた   ――――――――― …バッ!!!! アヤ「……………はぁはぁ…!!   ……わ、私は……確か…――――  ……ズキッ…!! 頭に痛みが走る   アヤ「……痛っつ…!!   (あの時私、頭打って気絶しちゃったんだっけ……) ……あれ?   ……ここは……。」   私はベッドに寝ていて、頭に包帯が巻かれていた…。  …辺りを見回して「ここ」が解った アヤ「……ここって、大学の……。」   …ガラッ!!   扉の開く音が響いた   セイ「…………アヤ…。」   ……セイ……?   アヤ「……やっぱり……セイ…なの…?笑)」   ――――――――― 学校の病室の扉の前でセイは緊張していた アヤ、起きたかな? 扉を開けるとアヤは上半身を起こしていた 目が覚めたんだ この子は、アヤ・カミキ   中学時代の同級生…だった   あの、【最悪な事件】のあった中学時代……   …あれは俺らが中学2期(2年生)のころ、ある事件がおこった…   何者かが学校に乗り込み無造作に俺ら生徒を……   ……殺してった……!!   俺はちょうど騒のころ気絶してしまい、気付いたら病院のベッドにいた…   そこで何がおこり、何で俺らが殺されたかとか、 全く謎の事件だった…   俺の友達とかは皆死んだ…   あれ以来、生き残った同級生とかは全く知らなくて…  …けど、今目の前にいるアヤは生きてたんだ…!  セイ「………っ…」   自然と俺の目から涙がこぼれた…   アヤが生きてた嬉しさと、あの時の悲しさ…   …そして…   何故か… さっき自分は人を殺した事の怖さに今……安心した気がした
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!

583人が本棚に入れています
本棚に追加