前線…

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ーーローレライ軍 ・アサルト艦ーー そこの作戦ルームには3人の兵と 仮面のライ、ユウス、 そして…リクがいた 会議は終盤に差し掛かっていた ライ「……アサルトは動かないで他の隊に前線ではたらいてもらう…。 みんなもこれでいいな?」 ライを見て他の人達は賛成の意味で頷いた だが、リクは頷かず下に映っている作戦内容の図を見ていた ライ「リクはどうなんだ?」 様子に気づいたライがリクに尋ねた リク「…………。」 ユウス「どうした?リク? 何か答えろよ!?」 リク「………… ……前線に俺を出してください。」 みんなリクの言葉に驚いた ユウス「……お、おい!!リク!! …何でだよ!? ライが言ってんだ!!俺らは後ろにいればいいんだ!!」 リク「……………。」 ライ「リク…何故だ?」 リク「…………… …まだ …あの「暁」が出てきます。 もし、あれが出てきたら我々の配置する前線の力では力が及びません。 「暁」の邪魔を受けないために、俺だけでも前に行かせてください…!」 リクの言葉にみんなは気づいた 確かに前線の兵力では、 あの「暁」に勝てないと… ユウス「……た、確かにそうだけどよ…。 ライが後ろって言ってんだ!! ライの言葉には絶対従うんだよ!! お前…やっぱりライの事… …疑ってんのか…!?」 リク「…………確かに俺らはライの言葉には絶対だ…。 だが、俺は「ローレライ軍の兵」だ!! ここで戦いを終わらせるために… 俺を前線に出させてください…!!」 ユウス「……………そうかよ…リク~!!」 ユウスはリクの襟を掴み殴ろうとした ライ「……………ユウス…止めたまえ。」 ユウス「………!! ……クソッ!!」 ユウスは襟を放し、部屋を出ていった リク「……………。」 ライ「……リク…お前がそう思うならそうしなさい。」 リク「えっ!?」
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