前線…

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ライ「確かに「暁」の動きが気になる…。 リク、お前は前線の指揮をとれ。 なんとしても暁を止めるんだ。 ただし…条件がある。」 リク「条件…?何ですか?」 ライ「私が「下がれ」と言ったら「下がれ」よ。 これは命令に従って貰いたい約束だ。」 リク「は、はい!!」 リクはライに敬礼して部屋を出た ライ「………。」 「ライ殿…。 リクを…いえ、「バーサーカー」と古代機を「前線側」に置いてもよろしいのですか? ヘマをすれば…2つ失う可能性がありますぞ?」 ライの後ろ側から相当老いた人物がしゃべった 「何故なんです…ライ殿…!」 ライ「………彼はここで止めても無視して前線に行きますよ。 それに「駒」を2つ捨てて巨大な利益になるなら私はそうしますよ。 それに古代機ならもう一機あります。 一機あれば後は…あの国から貰った「MSシリーズ」を完成させれます。 それにパイロットも決まっております。」 「……確かに「例のMS」が完成できれば…古代機なんぞ、たかが知れてます…。 しかし、ライ殿! パイロットとは誰だ?」 ライ「……ふふ…「私」です…「グランド」です…。笑)」 仮面越しに何かを考えている笑いだった それを理解したように老いた人は言った 「解った…ライ。 後は任せるぞ…!!」 ライ「はい。」 ーーーーーーーーーーーー ーー日本ーー ……天気は酷かった 雨、風が強く…昼なのに暗く感じる空だった レイン「……………。」 今、レインを乗せた車は「ある所」に向かっていた 「………レイン様、着きました。」 車から降り、ボディーガードの一人が傘を開いた その中で「ある所」を眺めていた …そこは…あの大学だった ローレライ軍が襲撃した大学 今もあの状況と変わらず酷い残骸だった 「……今現在調べによると、死者250人…怪我人380人です。 周りにも被害がありました。 なので住民も足しています……。 そして、キル殿の所在がここから消えています。」 ボディーガードが言った 被害報告に近い言い方だった レイン「………そうですか。 では、参りましょう。」 再び車を走らせた
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