前線…

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ローレライ軍は巨大な前線でブルー基地を目指した その前線の中央にグルーア艦がいてそれに従うように他の艦が動いていた ーーグルーア艦ーー 「まもなく予測戦闘領域に到達します。」 グルーア艦のオペレーターが告げた そのグルーア艦の中心、つまり艦長席にリクがいた リク「(……トア……) 全艦停滞してください!! 敵基地に通信は繋げるか?」 「えっ?」 リクの言葉にみんなは静まった 「えっ…?あ、はい!!」 …OPでざわざわとなった それが聞こえてるにも関わらずリクは通信を待った 「…リ、リク艦長!今さら敵に何を!?」 近くに座る立派な髭をした副艦長はリクに質問した リク「いいから早く繋いでください。」 副「……し、しかし…我々はただ、ブルー基地を破壊すればいいんですよ!?」 リク「私は無益な戦いは避けたいだけだよ。 真の目的は反逆軍基地を全て無くすこと。 人を殺せと上からは命令は出ていない。」 副「っく!…た、確かにそうですが… 失礼ですが戦争はそんな甘くないですぞ!?」 リク「私に逆らうか?」 副「………。 (…っち!だから若造は…) ……これで我々の被害が出たら責任を取ってください。」 リク「あぁ。」 「艦長。通信繋がりました。」 ……ピッ!! モニターにトアが映った トア「私はトアリー・マリアです。 ブルー基地局長として通信を受けました。 ……お久しぶりですね… …リク…。」 リクは立ち上がってトアに告げた リク「……お久しぶりです…トア…様…。 我々はローレライ軍は、今から総攻撃を開始します。 直ちに基地から離れ、我々に降参してください!」 トア「あなたは何故、この様に逃がします? 私達に関係なくこの基地を破壊かないんですか?」 リク「私は無益な戦いは望みません。 逆らうなら、あなたごと破壊しますよ? これはローレライ軍からの命令です。」 トア「……私にはその様な脅しは効かないと解ってますよね? …本当にあなたは…弱いですね。」
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