前線…

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リク「……あなたは… …「死」が怖くないのですか?」 トア「…「死」が怖くない人なんていません。 私達はあなた達、ローレライ軍 …いえ…「世界の王」には従えません。 そちらに従う方が人類の…世界の「死」に繋がるのではないですか?」 リク「……あなたは本当に「それ」を信じるのですか?」 トア「………はい…! 私の心は変わりません。」 リクは俯き、拳を強く握った リク「……なんてお人だ…。 …トア…!!」 リクの目に涙が溜まっていた …俺の力では… 人を… トアも守れないのか…!? トア「……リク…あなたは優しいお人ですね。 私のために… やはり、あの2人と同じですね…あなたは…。」 リク「……トア…2人に会ったのか…?」 リクは不意をつかれたように驚いた トア「えぇ。お会いしました。 あなたの言葉も伝えましたが、やっぱり答えは私と同じでした。」 リク「(……セイ、アヤ……やっぱり……) ……お話は終わりです…… そちらが降参しないなら、私……俺の全力を持って君達を変えてみせる!!」 トア「………仕方ありません。 あなたとはやはり「この状況」でしかお会いしませんでしたね。」 リク「そうだな…。 だが、これも全てあなたとあいつらを巻き込んだ …俺は… …「サヤ・カミキ」を恨む!!」 お互い通信を切り、 そして両軍とも戦闘を開始した… ーーアサルト艦ーー ライ「……ふふ…。笑) 前線の戦いが始まったか…。 ようやく始まったな…。 新世界に向けての歴史が。」 ユウス「………ライ…。 あんたは本当に何をするつもりだ? リクは帰るよな?」 ライ「…リクか? あいつはもう要らない。」 ユウス「…なっ!? リクは…リクはあんたの……! ライ「お前だけでいいんだよ。 私に必要なのは…。 私を裏切る奴は必要ないからな…。笑)」 ユウス「………は、はい。」 ユウスは気持ちを堪えて、ライの言葉に従った… ライ「お前は、私についてこい! 決着の時だ…!笑)」
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