死…

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ーー暁ーー ハルナ「もう少しでローレライ軍の中盤隊域に到着しますが… 中盤隊…全然いません。」 レイ「………おそらく中盤隊は前線に動いた。」 レイは腕を抑え、壁にもたれた状態で言った ナツキ「……動いたぁだと!? どこにだよ!?」 ナツキは少し不機嫌そうに質問した それを無視するようにレイは喋った レイ「状況的に見れば、 ローレライ軍の戦力に徐々に押され始めた反逆軍を見て中盤隊を前に送り、 一気に戦いを終わらそうとしているのだろう。」 アキハ「……どうして…そんなことが分かるんですか?」 レイ「……… …「兄さん」の代わりでも私は少しの間、ローレライ軍の準総長として生きていた。 ローレライ軍の戦術は大体分かる…。 …しかも、今…前線の指令はリクだ。 リクに戦術を教えたのは 私なのだからな…。」 アヤ「…………リクが……?」 アヤはまだ崩れていたが、 「リク」 と単語が誰かからの口から出たら、その度に顔を上げた フユミ「……もう少しで………前線……。」 レイ「……あのグルーア艦にリクがいる。 通信を開いてくれ! そして、ローレライ軍を撤退させる!」 ナツキ「そしたらお前は あっちのお仲間さんと逃げな!」 レイ「………まさか、まだ… …本当にお前たちは死ぬ気か? このローレライ軍しか助からない!…時間が無いんだぞ!? 自分達まで死んでも良いのか?」 アキハ「私たちは死にません! そして、仲間も…。 なんとしても助けます!! それが、私たちです!!」 レイ「…………。」 ナツキ「だから、あんたは逃げな?」 レイ「……… 仕方ない奴らだ。 私も、お前達に付き合うぞ。」 ナツキ「はぁ!?何でだよ!?」 レイ「……一度は無くした命。 お前達や……あのZEROのパイロットのおかげで助かったんだ。 …「作られた人間」でも 借りを返すのは解っている。 もしもの時にMSを…ジャスティスを使えるのも「私」だけだ。 私も…それくらいだが役に立つだろう。 それに… (「兄さん」の野望は阻止しなくては……!) …………。」 最後にレイは黙ってしまった だが、暁メンバーはレイの言葉を信じて 新しく「レイ」を少しの間だが、 仲間として暁に参加した …そして… アキハ「グルーア艦に緊急通信を繋ぎます!!!!」
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