死…

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――暁―― レイはある部屋の前にいた その部屋は暗く、明かりはついていなかった レイ「………リク…。」 その部屋にはリクがいた リク「……何で…あんたがここにいる!?」 レイ「…………。」 リク「あんたは何者だ!?意味解んねえよ!!!! 俺をどうする気だ!?」 レイ「……落ち着け…!リク。」 リク「……くそっ!…あんたは昔からそうだ。 何考えてんのかさっぱりだ。 俺はユウスと違ってあんたを信用してる訳じゃない!!」 リクは誰から見ても混乱してるのがわかった レイ「………。」 リク「……何で黙るんだ!? くそっ!早く反逆軍を倒してこの戦争を止め……!?」 リクの視界にある人物が映り、話を止めた それはアヤとトアリーだった リク「……ア、アヤ…?」 アヤ「……リク。」 アヤとトアリーはレイの後ろから現れた アヤ「……リク、落ち着いて聞いて? 私達は… レイ「その話しは、私からさせてもらえないだろうか?」 レイはアヤが真実を話そうとしたのを止めた アヤはゆっくりうなずいた レイ「…ありがとう。 リク、この戦争の真実のシナリオだ。 ―――――― レイは全てを話した。 リク「……「核」が月に。 そして、その実験の対象として「ここ」を…。 しかもローレライ軍、反逆軍、両方とも関係なしに…。 ……そして、ここにある体は暁のレイ。 中身は俺の知るライって事だな?」 レイ「…あぁ、そうだ。 私の本当の姿がこれで、名前もレイなんだ。 そして、リク…お前は私と違ってローレライ軍を助けることができる。 だから、ローレライ軍を引き返し…この場所から離れさせるんだ! …兄…いや、ライの「野望」を止めてくれ!!」 リク「…………? ち、ちょっと待て!!」 リクはレイの最後の一言が気になった リク「…あんたの兄、本当のライの「野望」ってなんなんだ? この「核実験」は「世界の王」のシナリオなんだろ!? 事実、あんたがライだった時に「世界の王」のシナリオをあんた自身が進めていた… それなのに、何で今さらあんたがそれを止めようとするんだ!?」
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