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レイ「…私の存在は兄、ライの代用品。
そんな私が意思など持っていても意味がなかった。
そして、つい前までは私はライとして「世界の王」のシナリオを進めていた。
言えば結局、私の意思はリューク・カミキの意思であったんだ。
だから、代用品なりにやってきた。
だが、私と違い…「世界の王」のトップになれる兄さん…
つまりライはある「野望」を持っていたんだ!」
――――――――――――
――オホーツク――
ライ「………そうか…俺を父親と…。
だったらセイ…俺と来い!
お前とだったら「本当の世界の王」にできる!」
セイ「……何言ってんだよ…!
「本当の世界の王」!?
あんたは「世界の王」の為に…動いてるんじゃないのか!?」
ライ「………あの出来損ないの弟は自分の存在理由で俺を演じ、「世界の王」…つまり「リューク・カミキ」の為にこのシナリオを進めていた。
だが、俺は違う。
俺には特別な意志がある。
世界の人類を消滅させて、クリエイターの世界を作るまでは…リューク・カミキの意思を叶えてやる。
だが、問題はそのあとだ。」
セイ「…どうゆうことだ…?」
ライ「……世界がクリエイターの世界になってどうする。
そんな世界の王に俺はなりたくない。
俺はその先、「世界が、全ての生物が滅ぶ時」
その時初めて俺は本当の
「世界の王」になれるんだ…!!」
セイ「……世界の生物が滅ぶ…!?」
ライ「これこそ本当の「世界の王」だろ?
お前には俺が「世界の王」になる瞬間の証言者として生かしてやる。
…だから、一緒に来い!!」
セイ「……………。」
ライ「……どうした?セイ。」
セイ「………何が本当の「世界の王」だ…!」
ライ「……何?」
セイ「……そんなくそな野望の為に全てを殺すのか!!」
ライ「…お前にはその素晴らしさが解らんのか?」
セイ「……あぁ、ヘドが出る。」
ライ「…………仕方ない。
だったら、お前はここで先に死ね。」
プレジデントが攻撃を再開した
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