死…

29/33
前へ
/689ページ
次へ
ライ「………そうだ。 俺は戻ってきた。」 ガイラ「………つくづく思うぜ。 野心家だな?お前は…。」 ライ「……それより、「トラブルの犯人」は分かったのか?」 ガイラはハッと気づいた ガイラ「……何故だ? 何故、お前は「トラブルの犯人」って事を知っている? 俺はただ、「トラブル」としか言っていない。 なのに何故、犯人がいるって分かったんだ?」 ライ「簡単だ。犯人を知ってるからだ。」 ガイラ「誰だよそいつは!?」 ライ「……近くに老人の科学者がいないか? そいつは反逆軍インドの基地の局長「ローリ・ナディア」。」 ガイラ「ナディア? …聞いたことあるな。」 ライ「……まぁいい。見つけたら殺すなよ?」 ガイラ「ち、ちょっと待て!!何故殺さない!? スパイなんて殺した方がいいだろ!?」 ライ「そいつは使える。 俺の願いも、あんたの願いも叶えてくれる人物だ。」 ガイラ「何故だ? ナディアという人物はそんなに… …思い出せん! 最近忘れやすいんだ!教えてくれ!」 ライ「…「人工核」、「バーサーカ」の関係者の1人だ。」 ガイラ「思い出した!! 人工核を造ってバーサーカを造った「ローリ・ナディア」と弟子の「セナ・キリノ」! 師弟を中心として行われていたと聞いた。 だが、ある事件が起こり…その関係者全て殺されたと噂があったが…。」 ライ「所詮、噂は噂だ。 とにかく後は任せる。」 成功を祈る、と言い残して通信を切った ガイラ「……よし、犯人さがし開始だ。」 ―――――――――――― ――暁―― レイからライの野望を聞いた リク、アヤ、トアリーは固まった レイ「兄は全ての命を「無」にしたいと願っている。 昔から「人」って言う物を嫌っていた兄は私に言ったんだ。 「全て死んだら、1人だけこの世界で生きてたら… どれだけ楽しいのか…。」 …と。 最初は気にはしなかったが、反逆軍に入ろうとした時に感じた。 この兄と私の心は繋がりがある。 だから分かったんだ! …世界を殺す、と…。」
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!

583人が本棚に入れています
本棚に追加