死…

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レイ「私は賛成できない。 違う案を考えよう。」 トア「…………ですが、 こちら反逆軍側は暁の登場で士気が上がり、意地でもローレライ軍を潰す気でいます。 先ほどARRKからメールで反逆軍全てに「今の情報」を送りましたが……。」 トアリーは顔を下げた それを見たアヤは感づき、青ざめた アヤ「………まさか…誰も?」 トア「……はい。 誰もがローレライ軍側の「デマ」だと思っていて… それを彼らは 「卑怯なローレライ軍に我々が鉄槌を」 と、更に歯止めが効かなくなってしまいました。 …ですから直接、トップ2人…つまり私とリクで…………。」 アヤの中で状況を整理しようとした 本当は、アヤの心の中では反逆軍だったらみんなそれ信じて逃げてくれると思っていた だけど、元々反逆軍の人達はそれぞれ違う理由でもローレライ軍や「世界の王」に不満や恨みを持つ集まりに過ぎない そんな彼らに逃げろと言っても…侮辱されてるのと同じ意味だ それはローレライ軍側も同じ 反逆軍との争いがこれで終わる そんな時に逃げろなんていっても聞く耳を持たない 実際、ここにいるレイはそんな彼らの上官だったのに そんな彼の言葉も聞かなかった 「誰もがこの戦場から逃げない」 まさか、ここを「核兵器実験」としたのは確実に全てを無にするために計られたのか? 誰も逃げずに実験台となる アヤは思った この…全てのシナリオは誰かが造っている? 私がここにいるのも、 トア、リク、レイ、ライ、 …そして、私達に託して1人で戦ってる …セイも… これも全て誰かの「シナリオ」? アヤが考え込んでるうちにトアリー達は話し込んでいた トア「……です。 どうで…… アヤ「…………い、嫌だ…… ……嫌だ!!」 そして、不意にアヤはいきなり叫んでしまった
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