死…

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リク「アヤ!?どうした!?」 リクは直ぐにアヤに駆け寄った アヤ「……あ…あぁ…!」 アヤは頭を押さえながら座り込もうとした それを支えながらリクはゆっくり座らせた リク「アヤ?大丈夫か?」 アヤ「…………分からない……分からないよ!」 リク「落ち着け、アヤ…。」 アヤ「…………セイ……。」 リクは「セイ」って言葉に少し嫉妬した アヤの言葉は、確実にセイを求めていると言うこと 俺(リク)じゃない… こんなアヤを支えられるのは…セイだけ… リクは俺ですまないと思いながら聞いた リク「……アヤ?どうしたんだ?」 アヤはだいたい落ち着いてきた アヤ「………リク? ……私達って自分達の意思でここにいるのかな?」 リク「………どうゆう事?」 アヤ「……うまくできすぎてる。 全てが…。 だって今のこの「戦場」に関われば誰も逃げられないじゃない。 反逆軍もローレライ軍も…私達も…。 私達って誰かのシナリオの中で生きてるのかな?」 リク「…アヤ…。」 アヤ「……リク…私、バーサーカーなんだ。」 リク「えっ!?」 アヤ「……私は私で生きてきた。 それは確かなの。 …けど、事実を知ったの。 私は人に造られた。 …私、バーサーカーなんだって。 リュークの子でもない私。姉と血が繋がってない私。 造られた人間。 だから、私達は本当に自分の足で歩いてんのかな?」 アヤはリクを見て言った 微かに涙が潤んでいた リク「………… ………じゃあ、アヤ? お前がセイを思ってるって気持ちも誰かのシナリオなのか?」 アヤ「…えっ!?」 リク「………俺もバーサーカーだ。 そして、セイもバーサーカーなんだろ?」 アヤ「……うそ…。 リクも…バーサーカー…なの?」 アヤは驚いて目を大きく開いた
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