死…

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リク「……誰かに決められた道だったら…俺は?セイは?」 アヤ「…………。」 アヤは下を向いたままで喋らなかったがリクは続けて言った リク「セイは自分から残って足止めをしている。 それを誰かが決めたシナリオだったらどうだ? …アヤはどう思う?」 アヤ「………………嫌だ。」 リク「俺だって嫌だ。 …だから、そんな考えは止めろ。 それに今はこの状況を何とかする方が優先だろ?」 アヤ「……うん。ごめんなさい。」 レイ「………ダメだ。暁の艦長は使えない。」 アヤは直ぐに顔を上げた アヤ「…な、なんで!?」 レイ「見ててもわかる。 まだ、雑念が残ってる。 それで艦を、仲間を引っ張っていけるか? …仲間を殺すのか?」 アヤ「そんなことしない!! 私は大丈夫!!…私は…。」 レイ「艦長は全ての状況や感情…理解などは完璧でなければいけない。 ほんの少しのミスで皆を殺すに繋がる。 皆を殺したくなかったらここは退け。 そして、考えが変わった。 この2人のトップだけでこの戦争を終わらせる。 状況を考えれば確かに暁は邪魔だ。 暁の存在は余計に状況を悪化する。」 トア「……では、私とリクで。」 アヤ「……………それじゃあ2人を見殺にしろってこと!? 私は大丈夫だから!絶対に退か… レイ「うるさい!!!!!!」 レイはアヤに怒鳴った レイ「…自分の中でもわかってるんだろ? 暁は邪魔だと。 確かに2人で戦争を止めるのは難しい。 両方の大軍にMSで突っ込むと同じだ。 だが、ローレライ軍は暁がいると分かり意地でも潰したがってる。 それに対して反逆軍は暁がローレライ軍を潰してくれるだろうと考えて士気が上がった。 そして両方の隊は上の…つまり俺たちが伝えたい事を聞かず、暴走状態と例えれる状況。 つまり、暁が何かをやることにつれ状況が悪化。 一方通行なんだ。 だからこそ、この2人だけの状況が有利なんだ。」
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