絶…

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――月―― 月で皆作業してる中、1人の科学者の老人は与えられた部屋でパソコンを打っていた 何かのデータを転送してそれをその後、跡形もなく全て消去していた 「………あと残り20%。 …よし。これでいい。」 ……ガラッ!! いきなりその部屋の扉は開いた 「……!!!?」 その老人は直ぐにパソコンの画面を隠すように立ち上がった 兵「……あなたをスパイ及びテロ工作員として逮捕します。」 数人のローレライ軍兵が銃を向けてそう言った 「……いきなりなんですか? しかも、スパイ容疑なんて酷いですな。 この老いぼれに対して。」 ガイラ「……老いぼれでも貴方は特別なお人だ。 …ローリ・ナディアさん?」 ローレライ軍兵の奥からガイラが現れ、そしてローリ・ナディアとその老人に言った ガイラ「貴方はローリ・ナディアですよね? 正体はバレバレです。大人しく捕まってください。」 ローリ「…ふん。 バレていたか。 …まぁいい。 …それでは私は死ぬのか?」 ガイラ「いえ。貴方には色々と役に立つ。 直ぐには殺さない。」 ローリ「……直ぐには… どっちにしろ殺されるのか。笑) 残念だが、私は何も役に立つ事などないぞ? 見た通りこの老いぼれに何ができる?」 ガイラ「貴方はこの「アルマゲドン」を完璧にしてもらいたい。 この俺の完璧なプログラムを貴方は「弄れた」のだ。 …流石、裏で「神」と言われてただけはある。」 ローリ「……昔話だ。 それにお前の様なひよっこの造った「全てのプログラム」なんて誰でも「弄れる」。 だから大事な「アルマゲドン」と「2つのデータ」も「弄られる」。笑)」 ガイラ「…「2つのデータ」… …まさか!!!? 「核粒子システムの「ENS」」を!!!?」 ガイラは青ざめた ローリ「既にそのデータは仲間に送った。 更にそのデータはもうお前の手元には残らんよ。」 ローリはパソコンの画面を見せた そこには「10%データで消去完了」と記されていた ガイラ「止めろー!!!!!!」
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