絶…

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……ピー!! パソコンには「消去完了」と記されていた ガイラ「……っ!! くそ!!この老いぼれ!!!!」 ローリ「残念だな。」 ガイラ「………… ……ふふふ… ……ははははっ!!!!笑)」 ガイラはいきなり笑いだした ローリ「…? ……何が可笑しい?」 ガイラ「……確かにデータは無くなった。 だが、肝心な「ENS」はここにある。 データはいつでも造れるのだ! その全てを造ったのは他でもない…俺だ! データだけだったら時間はかからない! 全て失った訳ではないのだ!笑)」 ガイラは安心したように笑いだした ローリ「……………。」 ガイラ「残念だったな!?老いぼれ!! 詰めが甘かったな!?笑)」 ローリ「………………笑)」 ローリはうつ向いた状態で静かに笑っていた ガイラ「……? 何故、笑っている?」 そのローリの笑いに気づいたガイラは質問した ローリ「………… ……甘い…か…。 ひよっこが……。」 ガイラ「……なんだ、負け惜しみってやつか?」 ローリ「……甘いのは貴様だ。 ……私はお前の中から全てを奪ったよ!笑)」 ……ビー!!!!!! 月基地に警報が鳴り出した …ドーン!!!! そして、それに合わせたように爆発音が響いた ガイラ「な、何事だ!!!?」 ガイラは直ぐに通信機で仲間に状況を聞いた 「―――――――」 ガイラ「………な、何だって……?」 ガイラは状況を理解し、通信機を落とした 顔は青ざめていた ガイラ「………まさか……「2機」に使う「ENS」を… …盗まれた?」 ローリはガイラを向き、静かに笑った
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