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――月・OP――
OP内では更に騒ぎが起こっていた
「核兵器実験」のトラブルで忙しい時に、
大事な「ENS」2つを何者かに盗まれ、更に逃走といった続くハプニングで皆、混乱していた
「逃走したMSは物凄い速さで地球大気圏まで進行中!」
「……速い!
くそっ!!!!
大事な時に実験トラブルが起こって更に「ENS」が盗まれるとは…。
…しかし…あのMSは…まさか「ZERO」か!?
…少しそれと違うが、反逆軍のスパイでもここ(月)に乗り込んでいたのか?」
OPの大きなモニターには逃走したMSが映し出されていた
その映られたMSは…見た目は確かに「ZERO」だった
ZERO本体のカラーは白がベースでライン等に黒だ
だが、モニターに映し出されているZEROに似ているMSはその白と黒が逆で、黒がベースでライン等が白だった
更にその謎のMSは少し形が違うが、イークスのブースターとシュナイの大型シールド、バンツァーの装甲…
それだと思う物を装備していた
このそれぞれのCASパーツも、どこか本物とカラーが違うく感じる
その謎のMSは地球の大気圏に突入を開始した
装備された大型シールドで自身を守りながらスピードを落とさずに突っ込んでいった
……そして……
「……地球、大気圏…突入しました…。
その後、消息を断ちました。」
呟くようにオペレーターが言った
「……まさか……あのスピードで大気圏に突入すればどんなに頑丈でも、さすがに摩擦で燃え尽きてる筈だ。
自ら自爆しにいったのか?
……それとも……まさか…!?」
――ヨーロッパ上空――
……バシュ、バシュ、バシュ、バシュ!!!!
遥か雲の上…
「そのMS」は各装備を全て外していた
握られた「荷物」はどうやら無事である
「それ」はあの謎のMSであった
謎のMSは大気圏で燃え尽きず、ほぼ無傷であった
「…………………。」
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