絶…

5/41
前へ
/689ページ
次へ
?「………ローリさん……。 あとで必ず助けるから待っててくれ。」 謎のMSに乗っているパイロットは願うように呟いた そして、ゆっくり前を向き深呼吸を一回入れてから再び謎のMSを動かした 謎のMSはある目的地に向かって再出発した ―――――――――――― ――暁・倉庫―― リク「……… …よし。 システム書き換え完了。 ジャスティス、起動!」 リクはジャスティスを自分用にシステムを書き換えていた 書き換えって言うほどじゃないが、前のシステムを少しいじっただけだった 大抵はパイロットが代わると、そのパイロット用の新しいシステムに書き換えないといけない それは自分と他人は違うからだ 人それぞれ「癖」と言うものがある それを補助してもらうかしてもらわないかでは動きが違う だからシステムを全て書き換えなきゃいけない だが、リクは前のシステム… レイのシステムはびっくりするぐらいぴったりだった 不思議なくらい操作がやり易かった だが、レイのシステムは実は元々ライが使っていたシステムをそのまま使っていたらしい ライとレイの癖は同じでそれに近いリク トア「もう出発できますか?」 トアリーはジャスティスのコックピットにいるリクの正面に顔を出した リク「うわっ!!!! トアリー様か…。」 リクはずっとシステム書き換えとライとレイの事を考えていて自分の世界に入っていた だから、トアリーの声に驚いた トア「また…トアリー様…。 「トア」で良いです。」 リク「あぁ、ごめん。 …トア?…アヤは大丈夫か?」 トア「………今は寝てます。 大丈夫だと思いますよ。」 リク「そっか…。」 あのあとアヤはずっと反論していた 2人だけでは危ないから 確かに2人だけ、しかもMS一機だと危ない だが、「核兵器実験」が始まるまでもう時間がない 「逃げる」まで考えるとMS一機だけの方が速い だから、皆が生き残るため…強制的にアヤを眠らせたのだった
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!

583人が本棚に入れています
本棚に追加