絶…

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アヤはしばらく伏せていた アヤ「………違うよね…? …セイ。 ……死んでなんか…いないよね?」 アヤは自分に言い聞かせた 「セイは生きてる」と… そして、涙を拭き部屋を出た ――暁・OP―― …プシュー!!!! いきなり扉が開いた アキハ「……ア、アヤ!?」 その扉を開け、中に入ってきたのはアヤだった だが、アヤの顔は青かった アキハ「ど、どうしたの?アヤ…?」 アヤは自分の席によろよろしながら喋った アヤ「……大丈夫…。 ち、ちょっと軽く寝てた…ってゆうか気絶させられた…。 ……あいつらめ…… …くっそー…頭くらくらする…!!」 周りから見ればアヤはそれで、イライラしてるように見えていた だが、違った アヤは皆に悟られない様にそう演技していたのだった 本当はあんな夢みて気分悪くなったと言えない… いや、言いたくなかったからだ アヤ「…………。」 ハルナ「……本当に大丈夫ですか?」 アヤ「ありがとう、ハルちゃん。 大丈夫だから状況は?」 アヤは皆に状況を教えられた 自分が寝てた間、どうなったかは予想はしていた それが、正に予想的中だった アヤ「やっぱり……リクとトアは行ったのね…。」 アヤは少しやりきれない思いになった 自分は何もできないんだと… トアやリク…そして… …セイも… 私は本当に何もできないんだと悲しくなった アヤ「…………… ……ほんと…私って…なにも…。」 アキハ「…? …アヤ…?大丈夫…?」 アヤ「……うん。」 皆に心配かけない為に、アヤは眼に涙を溜めていたのを拭き取り、精一杯自分の思いを堪えてるけど… …すこし、俯きながらアキハにそう答えた
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