絶…

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リク「………っと!! …ふぅ…。 なんとか立ち上がったな。」 屍の地で1機、ジャスティスは立ち上がった。 近くにあった岩がジャスティスを支えてくれて、完全に立ち上がったと言うわけでは無いが、今は仕方ない 今は、戦うのではない とにかく飛べればいいのだ トア「リク、本当に飛べるのですか?」 リク「あぁ。 無理でもなんとかして俺達は飛ばないといけない。」 リクはコックピットに備えつけられてるキーボードを下ろしてジャスティスを念入りに調べながら答えた しかし、リクのしていることはあくまでも「応急措置」と言うやつだ リク「片腕は完全に無い。 それに、脚部もやられてる! ブースト部分はなんとか生きてるが、足がうまく動かない分… 安定した飛行ができないな。」 トア「そんな…。 もう時間が無いのに…。」 トアリーが絶望してるが、リクは違った リク「さっき言ったように俺達は飛べればいい。 不安定でも大丈夫。 諦めたらダメだ。 アヤの分も、セイの分も!」 トアリーはリクの姿がたくましく見えた 絶望していない 綺麗な瞳で言い切っている 見習わなきゃ トア「…そうですね。 まだ終わりじゃないです!! 行きましょう!!」 リクはコクッと頷き、ブースターのレバーを最大にいれて ペダルを思いっきり踏み 同時にジャスティスは屍が散乱している地から高く舞い上がった ――グルーア艦・OP―― グルーア艦は最前線に出て戦っていた 副艦長は生意気な小僧…つまりリクを嫌っていた あんな若造に命令される事が彼にとって腹の虫がおさまらない そんなリクを絶望させてかは殺せた事に彼は調子に乗って最前線で戦っていた 「……副艦長…」 副艦長「今は艦長だ!!」 「…………すみません。 艦長、我々前に出過ぎてる気がします。 もう少し自重した方が…。」 艦長「…何故だ?」 「何故って…。」 グルーア艦・OPのメンバー1人が艦長に申し出たが、艦長は聞く耳も持たずにただ…戦いを楽しんでいた それが、皆を巻き込んでも知らないフリをして
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