絶…

21/41
前へ
/689ページ
次へ
黒く、怪しく光るMSだった リク「……なんだ、あのMSは…。 ローレライ軍のMSってのはわかるが、俺は見たことない。」 そのMSは直ぐ様、第二の攻撃をしてきた リク「ぐっ!!」 ジャスティスはそのMSの攻撃をギリギリだけど避ける その間、リクの頭にある言葉が遮った 「ライの右腕の者がこちらに来ているらしい。」 確かに、グルーア副艦長が言っていたセリフ ライの右腕? まさかこいつが? その副艦長が言っているライは俺の知るライではない 俺の知るライは今、暁の中にいる ライを偽っていたが …つまりレイだ… そのレイがもし、「右腕をここによこした」のだったらすでに裏切り状態のレイが俺達に知らせない筈がない と言うことは、「右腕をここに送った」のは俺の知らない…レイの兄…ライ… だが、アヤ達の話ではそのライは弟のレイの体で名まで偽り、反逆軍のスパイで活動していた そして、ライが本物の体に戻ってから間もないのに筈なのに右腕がすでにいる… 弟のレイと違って実権を持つ兄のライだからこそ知らない間に「世界の王」のシナリオをスパイしながら裏で進めてたのか? 所詮、俺は…弟のレイやユウスは捨て駒に過ぎなかったのか? あ、でも…レイは「ある事」を言っていたな… 「ライ…つまり兄は自分自身の「野望」を持っている。 最終的に世界の全てを滅ぼして 自身だけの世界を創ろうとしている」と ライは自分の「野望」の為にすでに動いていたのか? そう推測すれば、目の前にいるローレライ軍を動かしていた俺やレイの知らない 「ライの右腕」 の存在が納得できる 俺も…レイもローレライ軍も「世界の王」も… ライの手の内で踊らされている感じだ… リク「……許さない。」 トア「…リク?」 ジャスティスは謎のMSの連続する攻撃ずっと避けていた その避けるスピードが徐々に上がっていく ?「……ジャスティスのスピードが…上昇?」 謎のMSもジャスティスの異変に気付いたのか、牽制の体制を本能的にしてしまった 些細な事だ 別にそのまま攻撃を繰り返して詰めてけば、勝てる闘いだ だが、ジャスティス…リクのオーラが謎のMSのパイロットにそうさせたのだ
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!

583人が本棚に入れています
本棚に追加