絶…

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リク「……くっそー!!!!」 ローレライ軍パイロットと思わない位にぎこちなく操縦して小隊の攻撃を避けていった リク「……まだくるか!?」 だが、小隊も射撃で当たらないと確信して2機が近づいてきた 確実に接近攻撃をしようと ジャスティスは避けたり、もうボロボロになったシールドで敵MSのビームサーベルをかわしていった 動かす度にリクの体が悲鳴をあげる リク「……ト、トア…!? どうしたんだよ!?」 リクはそんな自分よりトアリーを心配した ここまでトアリーが落ち込むなんて初めて見た いつも明るく、前を見続けていたトアリーにリクは幾度も助けられた そんなトアリーを見ていてリクは「まさか」な事態を察した リク「……まさか… まさか…もう「時間」が無いのか…!?」 リクは聞いた トアリーから感じたことを… 少し時間を置いてトアリーは仕草で答えた 「うん」と… リク「………本当か…?」 痛みに耐えながら詳しい内容を求めた トア「……先程「月から核と思われる巨大な熱源を確認した」と…暁から連絡が…。」 リク「……っ!!!!」 トアリー達が絶望するさかの事態が起こった 「核」が撃たれた しかもまだローレライ軍、反逆軍を退かせてない ずっと戦ったままだ 2人とも止めることができなかった トアリーはただ泣いていた リクはそれを知った瞬間に体の痛みが引いた気がした …無言で…ただ諦めの空気が漂っていた 何故…人は争う? 何故…人は殺し合う? 何故…それを救う事ができないんだ… ここの地も数分後には地獄と化すのか… …もう、何もできない所まで来てしまったのか?
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