583人が本棚に入れています
本棚に追加
/689ページ
セイ「……あれ?……俺は……何で……?」
「……目覚めたみたいだねセイ君…?」
…看護婦みたいな人が入ってきた…
セイ「……俺は……?」
「君はただ頭を何かで打って気絶してたんだよ?
逃げるときに誰かに押されたりして頭を打ったのかもね。
…どぉ?…気分は?」
セイ「……アヤは………皆は!?」
「……落ち着いて聞いてね?
……みんなは……殺されてしまったの……。」
……なんか、だいたい予想していた……
……俺たちは何者かの集団に襲われた記憶がちゃんとある…
あの時、俺は「生きる」に無理だと感じた…
…けど、
…俺から涙が出てくることはなかったが……
…みんな、友達を殺されたこと…
…あやに、ごめんって言えなかった後悔が……
俺の心はあの時から死んでいた……
――――――――――
セイ「……アヤ、「あの時」はゴメン……。
生きてくれて…ありがとう。」
アヤ「……いいよ……。
…もう、時効だよ…笑)」
…アヤは…
わざとらしい笑顔をしていた……
……コンコン……
母「……セイ?食事持ってきたけど、食べる!?」
……母さん?
アヤ「あ、セイ!私お腹すいた~!!」
セイ「…わかった!…メシ食うか?笑)」
……俺らは母さんの持ってきたメシを食べ始めた。
最初のコメントを投稿しよう!