絶…

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――前線―― 爆発音、叫び、狂い、泣き、笑い、 …血… 戦いの現状だ 激しさは増すばかりである 人間の醜さが集約されたようだ MSが撃たれ、そのMSを撃ったMSが撃たれ 数機のMAは敵艦に突っ込み自爆し、敵艦を撃破したり 撃たれて墜落したが、なんとか生きてる …片眼はなくなっている …腕も無くなっている 今、生きてても大量の血を出しているからもう持たないだろ… 一瞬の死でない ゆっくり迫った死… 「……あれは…なんだ…?」 その死にかけのパイロットは遥か天空の「光」を見つめて呟いた 「なんだ!?」 「なんかの生物か?」 「大きい…大きい…!! 近づいてきてるからか!?」 皆、気づき始めた 上空にある「光」を その光は段々大きな光の塊になっていった ――グルーア艦―― 「…あ、あの光の熱量… 異常です!!異常過ぎます!!!! この世界でこんな大量の熱量なんて有り得ません!!!!」 OPが叫んだ 恐怖の叫び… だが、ほとんど人はあの美しい光に見入ってしまっている 天から降りてきた天使… その言葉が似合う言葉だ 副艦長「……なんなんだ!?あれはなんなんだ!? 熱量が異常…しかもあれは空から落ちてきている…。 …まさか…!!!!!!」 他のOPメンバーもこの副艦長の言葉で気がついた それに気がついた時には絶望の想像をしてしまう 副艦長「…まさか…あの小僧のセリフ… あれが…「核」…!!!? なんて事だ…!! ほんとに…本当にローレライ軍…いや「世界の王」!! ……なんてことだ……!!」 副艦長は頭を抱え、震えだした 一方、反逆軍側はそれぞれ我に返った 怒りで戦っていたので「核」が近づいてる事は頭に入っていなかった 状況を見れば、トアリー様の言う通りだ なんて愚かな事をしたんだ… そう誰もが嘆いたのだ
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