絶…

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アキハはさっぱりした顔で再び暁の状況解析を開始した みんなはそのまま黙り込んでいた 皆、気持ちは賛成ではなかった リーダーだった人は偽った体で反逆軍を陥れていた 今は中身は違うがみんな、「リーダー」を信頼していた 踏ん切りがつかない 勝手に弟の体でスパイをしていた事は許されないのは解ってる けど、どうしても「レイ」と言う存在は捨てれなかった そんな中、そんな心境とは全く関係無い「本物のレイ」は振り返りOPを出ようとした OPと言うより暁から… アヤ「待って!!!」 レイは無関心な顔で振り向いた アヤ「……あなたはここに残ってください!!」 皆はアヤに振り向いた ただ、アキハだけは振り向かなかった レイ「……さっきも言っただろ? ここに残っても意味がない。 …私は立ち去る。」 アヤ「…それは…!! アキハ「なんで!!!!!?」 アヤがレイを引き留めてる所にアキハは叫んで間に入った アキハ「…なんで…引き留めるの!?敵だよ!?あのリーダーと同じことするかも知れないんだよ!?」 アヤ「敵とかスパイだったら何で私達に有利になるローレライ軍の裏を教えてくれる筈無い。 しかも、私達に気を使って出ていくとか言う筈も無い。」 アキハ「囮の話しかもしれないし、演技かも知れない!!」 アヤ「そうだったら逃がして尚更情報が流れないように暁で「拘束」をします。」 アキハ「えっ?」 アヤ「これだったら大丈夫でしょ? どちらにしてもさっき届いた情報でニブルは壊滅状態。 ニブルに入れないからここで「拘束」。 そして作戦会議とか、まともに話せる場所なんて無いと思うから暁やアントアの戦艦の中ぐらいだし。笑)」 ニコッとアキハに向けて笑った 周りもアヤに賛成の顔で笑った アキハ「………分かったわよ。 好きにしなさい!」 アキハは自分のデスクに向き直り、仕事を始めた アヤは立ち上がりレイの前まで行った
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