宣告…

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――ローレライ ・アメリカ基地―― 「止まってください!!まだ、安静にしてください!!」 1人のローレライ軍兵がそう必死に止めていた 止められている青年は腕に包帯を巻かれて、額にかけて鼻の右側まで雷の様に刻まれた傷… いかにも生死をさまよった、なりの青年がライのいる部屋までズカズカと歩いていた 目の前には大きな扉があり、それをノックもせずに思いっきり開けた その部屋には1つだけ、奥に立派な机が置かれていてその机の椅子にライが座っていた くつろいでいるライは窓をずっと眺めていた 勢い良く開かれた扉に動じることは無かった …バンッ!!!! 傷を背負った青年はライの机に近づき、思いっきりその机を叩いた やっとそれに気づいたライは振り向き言った ライ「なんだ…ユウス。俺は疲れてるんだ。 話なら後で聞く。」 傷を背負った青年はユウス セイとの戦闘で敗れて今まで治療室のベッドで体を回復させていた まだ不完全ではないが、起きた時にさっきのローレライ軍兵に今の状況を聞いて今、ここのライの部屋に来たのだ ユウス「おい!ライ!!どうゆう事だよ!? ローレライ軍…いや、世界の王は人類を全滅するって!?」 ライ「前から決まってた事だ。気にするな。」 ライは適当だった その態度に余計に腹を立てたユウスはライの胸ぐらを掴んだ ユウス「ふざけんな!!!! それのせいでどれだけの兵を…リクを殺したんだ!!!?」 ライ「…………知らんな… そんな事、俺は疲れてんだ。」 ユウス「っ!!!!!!」 …パ-ンッ!!!!!! ユウスは思いっきりライを殴り、ライは横にぶっ飛んだ ユウス「ふざけんな!!!!あんた、変わったな!!!! 俺達はあんたに「助けられて」ついてきた!!!!尽くしてきた!!!! けど、お前の都合で死ぬなんてそんなバカみたいな扱いされたくねーよ!!!!」 ライ「……………。」 唇から出た血を拭き取ってライはゆっくり立ち上がった
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