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――セイ視点――
ｾｲ「……電話、さっきらずっと話し中だな…。」
もう一度
…ﾋﾟｯ
―――…ﾂｰﾂｰ……
やっぱり話し中だ
ｷﾙ「…ほらセイ！
時間無くなんぞ！？」
ｾｲ「……あぁ！キル、悪い…！」
……折り返し掛けてくれるか…
…俺らは学校の食堂で食べることにした…
――――――――
―学食―
「………まぁ、キル！笑)」
ｷﾙ「…おう！レインじゃん！学校に来るなんて珍しいじゃん！」
ﾚｲﾝ「セイさんもこんにちは！笑)」
この人は、レイン・ファイス
世界の王を守る貴族の家系…
あまり学校には来てないけど、一般の学校に通いたいと夢見てて…
ようやく今、通う事が出来たらしい…
本人曰く
けど、すごく真面目で上品だ
……まさにお嬢様……
キルとレインは昔からの知り合いで仲がよく、なんか婚約の約束もしたらしい…
って考えてたら、キルも世界の王の家系とかだったり？
…あいつ、あんま家族の事とか教えてくれないし……
あと、気になるのはキルはレイと同じ「グランド」
これは偶然なのかな？
あとでキルに聞いてみよ
ﾚｲﾝ「……最近、ここも物騒ですわね…。」
ｷﾙ「あぁ！あれだろ！？
昨日の事件！」
……えっ？
ｾｲ「…昨日の事件って！？」
ｷﾙ「…ここの近くの森で何か戦闘があったらしくて…。
…噂では世界の王を潰そうとする反逆軍！
それとの戦闘だったらしいって噂だぜ！
立ち入り禁止でよく見えなかったけど、微かだけどチラッと見えたなぁ。
…結構荒れてたぜ!!
……それなのに、なぜか今日のNEWSでは何も報道とか無かったなぁ……。」
……なんで？
ｷﾙ「……おい！…
どった？…セイ？」
ｾｲ「……あぁ…いや、何でも……ない…。」
ﾚｲﾝ「…けど、セイさん…顔色が悪いようですよ…？」
ｾｲ「……ホントに大丈夫！笑)」
……なぜだ？
遂にローレライ軍が動いて戦闘が行われたってことは、
歴史的に凄いことなはず…
だって今まで、ローレライ軍が動いた事が無かったんだ…
世界的に…報道とか絶対取り上げるだろ……？
それが全く無しか……
…何なんだ……？
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