宣告…

10/10
前へ
/689ページ
次へ
――月―― ガイラ「次の目標はここでいいのか?」 月基地では「アルマゲドン」の発射準備でざわついていた ガイラはそのOPの自分の席に座りライと通信していた ライ「あぁ。 …厄介な虫は今の内に叩いて正解だろ。」 ガイラは手に持つ資料をもう一度パラッと見直した ただの小さな都市「ニブル」 名前を知らなくとも恥じることはない位、何処にでもある山奥にある小さな都市だ ガイラ「…この都市全てが反逆軍本基地…か…。」 ライ「あぁ。 なんだ?あまり乗り気じゃないな?」 ガイラ「……そこに盗まれた「NES」があるのかもしれん。 少し勿体無い気がするな…。」 ライ「全て破壊すれば盗られた物は使われない。 それが懸命な判断だろ?」 ガイラ「……そうだな。」 ライ「こっちは「1G」の2人を日本に向かわせる。 そこにレイン・ファイスがいる。 報告である場所から姿が消えたとあった。 だが、予想はつく。 …そこで何をしてるか分からんがアルマゲドンでニブル基地を全滅し、トップのレインを殺す。 反逆軍は終わりだな。 ついでに「魔女」も殺せる だから次の狙い目はヨーロッパの独立国として古い文化が滲んでる「ゲーティア」だ。」 ガイラ「自分の為か…? まぁ、早く終わらせて一杯やろうか…。 無重力と宇宙食では死んでしまうよ。」 ライ「あぁ。」 通信が切れた ガイラは思いっきり背もたれに寄りかかり、タバコをくわえた 火をつけて大きく煙を吸い、吐き出した 「ガイラさん、禁煙エリアですよ?」 オペレーターがそう注意した ガイラ「うるせーよ。」 そして考えるように上を見上げた ローリー・ナディア まだ、あのじじい…ローリーは口を割らない… どうやって痛めつけるかな …死なないように…ね…笑) 不気味な笑いをして、白い煙を吹き出した
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!

583人が本棚に入れています
本棚に追加