壊滅…

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徐々に明るくなり、セイ達2人は一旦帰宅する事にした セイ「あっ。」 アヤ「何?いきなり…。」 セイ「暁の丘の景色の色とアヤ同じだな。」 アヤ「へ?//////」 セイ「また照れてる。」 アヤ「照れてないっ!////」 またアヤは一発殴り込み、そっぽを向いた セイ「わかったから殴るのは止めて。」 セイは殴られた部分を押さえながら言った アヤ「セイがバカな事言うからだよ。」 セイ「いいじゃん。 決めた!アヤの髪は「暁の髪」と名付ける! 綺麗な暁色の髪を大切にしろよ?笑)」 アヤ「…なっ!?バ、バカ!!!!!!」 アヤはまた殴りつけた …顔を赤くして死んでるセイに見えない所で微かに笑った ―――――――――――― ――ニブル基地・個室―― アヤの部屋 引き込もっていた部屋 今、この部屋にはアヤしかいない リクとトアリーは暁、アントアの戦艦がいるハッチ前に向かった アヤはうつ向きながら座り込んでいた ふと気づき、アヤは薄暗い部屋の中にある等身大の鏡の前に立った アヤ「………顔、暗いな…。」 微かに漏れてる光に当てられて見える自分の姿 そして、アヤはあれから伸ばしていた暁色の髪を触った アヤ「……暁色の髪か…。 セイが付けた髪の名前。 なんであの戦艦が「暁」って名前か分かってなかったなぁ…あいつ。 私の気持ち込めた名前。 もう、あの時の事…多分忘れてるな…。」 思い出すように涙がこぼれ落ちた アヤにリクやトアリー達は必死に訴えた それを思い、部屋に備わってある机まで歩き出した 机の上の文具を取り出し、再び鏡の前に立った アヤ「…………私は…信じる!!!」 後ろ髪を持ち上げて机から取り出した文具用のハサミを突きだし バッサリと切った …パラ…パラパラパラ…… アヤ「……さよなら…。」
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